設計の考え方
『生き生きとした生活のために』
わたしたちは、家それ自体を単独のモノとして設計するのではなく、生き生きとした生活を中心とした住まいを目指しています。
つまり、家自体は、住まう人の生活を支える背景として、存在するべきだと思っています。
そして、生き生きとした生活のために「採光・通風・緑」という要素を大切に考えています。

『開かれた場所』
例えば、吹抜け、テラス、バルコニーなどの自由で開かれた場所は、
- ・光、風、緑という要素を住まい全体に送り込む場 (日照、通風の制御)
- ・将来における間仕切り変更の可能性の場 (自由度、変化に対応)
- ・気持ちよい生活機能[物干しetc.]の場 (使い勝手、利便性)
- ・開かれた家族のコミュニケーションの場 (家族のつながり )
わたしたちは、そこで住まう方の「生活」を視点に、バックグラウンドとしての家がどんな状態が一番よいかを様々な側面から、検討していきます。生活の状態が、かたちとなっていくのです。

『~ができる生活がしたい』
「光・風・緑」を大切に考え、どんな生活がそこに生まれるか、どんな生活こそがのびのびと楽しいかを話し合いながら設計を進めていきます。
従来型の、nLDKがよいか、和室が必要なのか必要ないのか、といった単なるモノの大きさや形式を話し合うのではありません。
ごろんとしたい、落着きたい、機能的にスムーズにしたい、など、生活行為の希望を打合せしていきます。

『長く住まうこと』
住まいを設計するということは、単なるモノを設計するのではなく、生活をよく見直し、理想の生活を促すことができるように調和コントロールしていくことだと思います。
生活のゾーン分けをコントロールしていきながら、「長く住まうこと」を条件として設計を進めます。
「長く住まうこと」は、建築の技術的なハード面と、生活スタイルを持続させるというソフト面を満たさなければなりません。

『家づくり』
家に生活をあてはめる方法ではなく、
- ・採光、通風といった要素が最大限に取り込まれているか
- ・固定的なプランではなく、変化しつづけることが可能か
- ・機能的な部分は、徹底的に機能的となっているか
- ・住まいのベースとなる建物自体が、耐久性と持続性をもつか
を十分に検討し設計を行います。
このように、その生活に適切な家を考えてつくり上げていく方法は、とても時間のかかることかもしれませんが、そこが家づくりのポイントであると同時にオリジナルな家づくりだと思います。
単なる商品としての家は、完成の時が一番よく、時間の経過とともに劣化していきます。
しかし、わたしたちは、生活を重ねるとますます愛着の出る、家族とともに成長していくような家づくりを目標に努力をつづけています。

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