・コラム1 「古い農家納屋、有効に使えるハズ」

ここ石川県では、専業農家から兼業農家へと時代は流れ、さらには請負耕作も少なくありません。以前は、作業に必要不可欠であった農家納屋も、今では単なるモノ置き、しかも出し入れし ないモノが土間に置いてあるだけ、そんな状況をよく見かけます。 せめて、物置き納戸として機能させるためには収納の仕方を考えると有効ではないでしょうか。

また、農家納屋にはいろんな意味で、有効な特徴があります。

  • ・広い柱間隔(長スパン)で柱が少なく、リフォーム空間には非常に最適。
  • ・屋根を支える構造体(梁)及び柱がリズムカルな間隔でかつダイナミックな構成となっている。
  • ・農器具の出し入れを考え、敷地の中でも、出入りのしやすい位置にある。
  • ・壁は貫構造となっている事がほとんどで、その合間に開口部を設けることで、従来通りの構造強度を持たせられる。
  • ・2階部分を適度な高さのナナメ天井空間とする事ができる。
  • ・そして何より、その家に伝わった歴史の風格、農器具のリフォーム時の再利用、思い出。 など。

わたしたちBGM建築設計が目指す空間は、のびのびとした一体感のある空間です。小さく区切られた部屋が単に連続しているだけの空間ではありません。
そういった意味で、空間的にも非常に魅力的な条件が前提にあるのが、農家納屋だと感じています。
いつかリフォームされる可能性がある農家納屋。この有効利用価値のある農家納屋を、雨漏りのないよう、屋根の瓦だけは点検チェックし、痛みが激しい状態の場合は、瓦の葺き替え工事が必要だと思います。構造体のよい状態を保つためには最低限、必要なことです。風通しは、必ずといってよいほど、好条件のはずですから。

現在、BGM建築設計では、農家納屋リフォームを3つ手がけています。

  • 1、「YY-HOUSE」⇒若い夫婦のための、住まい(一式)。
  • 2、若い夫婦のための、住まい(LDK、玄関、水廻り)(詳しい内容)⇒完成しました。写真、準備中です。
  • 3、「YN-HOUSE」⇒新進気鋭の写真家の撮影スタジオ。

空間の有効利用、ローコストでの実現可能性、農家納屋には可能性があります。
壊して新しく造る、だけの時代ではありません。

光・風・緑を感じて...

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